■治療を始める前にー
|患者さまのご要望をお聞かせください
さこう歯科医院は、患者さまと二人三脚でご希望に添った治療をしていきたいと考えております。
治療を始める前に、お口のことで不安に思っていること、気になること、治療に対する不安や希望など、どんな些細なことでもかまいませんのでお話し下さい。
患者様とのカウンセリング後、詳しい検査や治療を行い、お口の状況について丁寧に詳しく説明して参ります。
患者さまにご自分のお口の状態や、むし歯・歯周病などの病気について知っていただき、きちんと納得して治療を受けていただくことは、とても大切なことです。
■お口の中で起こっていること
|むし歯ができる条件とは
歯質というのは歯並びや生まれ持った歯の性質、歯の形などのことです。
2つめは「糖質」で砂糖などの糖分、3つめの「細菌」はむし歯の原因菌であるミュータンス菌の存在、4つめの「時間」はプラークが歯を溶かすまでに必要な時間で、1に対して2~3の条件が揃っている時間が長いほど、むし歯になる確率が高くなります。
この4つの条件が揃いにくい人、つまり、生まれつき歯が強くてあまり糖分を摂らない、口腔内の細菌が少ない、食事時間が決まっているため甘いものが入ってきても唾液の浄化作用でプラークができにくい人がむし歯になりにくい人だということができます。
|むし歯の進行
◆ CO:むし歯の始まり
歯の表面がごく浅く溶けるむし歯の初期状態です。
むし歯部分が白く濁ったり、歯の溝が茶色くなったりしますが、歯の再石灰化によって進行を食い止められる場合が多いので、努力次第で削らずに済みます。
◆ C1:痛みを感じないむし歯
エナメル質の部分だけのむし歯。
痛みなどの自覚症状がないため、ついつい放っておきがちですが、この時点で治療すると痛みも少なく、短期間で治療が終わります。
◆ C2:冷たいもので歯がしみる
エナメル質を越えて象牙質までむし歯が進行した状態です。冷たいもので歯がしみるなどの痛みが出始めます。
象牙質は組織が軟らかいので、あっという間に神経まで進行してしまいます。冷たいもので歯がしみたら、一刻も早く歯医者さんへ!
◆ C3:熱いもので歯がしみる
むし歯が歯髄まで進行し、炎症を起こしているので、激しい痛みを感じます。ひどい痛みで夜寝られないことも…。
ここまで進行すると神経をとることになります。
神経をとると歯がもろくなり、歯の寿命が短くなります。
◆ C4:むし歯の末期症状
歯の根だけが残っている状態で、痛みは感じなくなります。
神経が死んでしまったために痛みを感じないだけで、むし歯が治ったわけではありません。
歯の根の先に膿がたまるので、治療が難しく治療期間も長期になります。神経の治療が不可能な場合は、抜歯しなくてはいけない場合もあります。