初めて歯医者さんへ行った時のことを覚えていますか?消毒の臭い、歯を削る「キーン」といった音、大人でさえ待合室ではいつ呼ばれるのか緊張しているのですから、お子さまの心中は穏やかであるはずがありません。
その緊張を少しでも和らげ歯医者さんは「怖いところじゃない」と思ってもらいたい・・・
そのためにはご両親の協力無しには成しえません。
どうか歯科治療を行うお子さんを励ましてください。そして治療が終わった後にはたくさん褒めてあげてください。
乳歯(子どもの歯)は永久歯(おとなの歯)と同じ成分で出来ていますが、表面を覆うエナメル質はまだ弱く薄いため、むし歯になればすぐ神経がおかされてしまいます。
そうならないためにも、むし歯にならないように『予防する』ことが大切です。
当院でも定期健診をはじめ、お子さま一人一人に合った予防プログラムをご提案しています。
フッ素は、歯の質を強くしたり、プラーク(歯垢)の働きの抑制、歯の修復を進めるなど、むし歯予防に効果があります。 ただ、フッ素は虫歯の原因となるプラークを除去するのではなく、あくまで歯自体を丈夫にするサポーターですので、歯を磨いてきれいにしてから塗布をします。日々の歯磨きも忘れないようにしましょう。
シーラントとは、虫歯になりやすい奥歯の溝などに樹脂をつめて、虫歯を予防する処置です。奥歯の溝は複雑な形をしているので、毎日の歯磨きでも磨き残しがでやすく、むし歯になりやすい歯です。 シーラントは処置後40~70%の虫歯抑制率があると言われています。お子さんの歯の健康を守るために、7歳ぐらいまでシーラントで予防することをお薦めします。